ゴロを編む

猫の手でも借りたい
あとは神頼み
そんなステージにやってきた試験勉強

賢い人はどうやって勉強したのかしらと思い、

人類最強レベルの記憶力をお持ちになられる職場の先輩に
数値関係が覚えられません
と嘆いたらゴロを作ったらよいと言われたので挑戦してみる

この先輩、ゴロ作りの天才で建築材料の鉄筋の断面積と重量のゴロを各太さごとに作られたのだが、それがなんともハイセンスなのだ
わたしのイチオシはD29(直径29mmの鉄筋)のそれで
肉(29)好き ムッシー二(6.42cm2) ご飯ぜよ(5.04kg/m)
という奥深いゴロである
イタリアン侍ムッシー二はお肉が大好きで白飯もたまらん
と言った内容だと聞いた
ムッシー二という発想がすごすぎる

さて、先輩もすなるゴロというものを後輩のわたしもやってみむと…

できない

圧倒的にセンスがない
もちろん覚えるべき数字、すなわち作るべきゴロは死ぬほどあるのだが、ほとんどが
ごはん(5と8)
なっとう(7と10)
になってしまう。
この2つが頻出なのだ、

ゴロを書くために買ったノートが

ごはん に なっとう
とか
さんこうまでに なっとう
とか
ごはんで いこう
とか

ノートが完成したら出版社に持ち込んで参考書にしようと思ってたけど

こんなネバネバなの嫌よねぇ
もちろん売るとしたら税込710円!
本の紙面の下の欄外には納豆と合わせるとおいしい調味料なんかも書き添えて…
でも肝心のゴロは…

ゴロは諦めて
試験まで粘り強く頑張ろう…

お後がよろしいようで