比肩なき歓び
わたしが16歳の時から
ずぅーっと夢に見てきた資格の
最終試験まであと3日。
少なくとも大学受験よりはかなりハードな受験生活だった
人生初めての資格学校。
塾に通ったことないわたしにとっては地獄の苦しみだった。
講師がアツすぎる…
毎週日曜日と祝日は10:00〜22:00で資格学校に通った
仕事から終電で帰る日が続いても、毎日机に向かった
この一年間どんな日でも寝ることへの罪悪感はすごく大きかった
だったら勉強しなきゃと焦っていた
でもそんな生活から3日後には解放される
後ろめたさを感じずに眠ることがどれだけ幸せなんだろう
土曜日に宿題のために家にこもる必要がないのはどれだけ自由なんだろう
勉強できなくなるまで金曜に飲めたら心地いいんだろうな
そもそも土曜、日曜と2日休みで早起きしなくていい日があるって何事かしら
すごく楽しみで、逆に試験への緊張が全くわかない
絶対に合格したいけど、試験当日への気持ちよりもその後の明るい毎日への希望で胸がいっぱいだ
我慢したいろいろが3日後には大爆発する
わたしにとって、
ようやく、社会人としての生活が始まる
そんな気持ち
比肩なき よろこび