Mothers in Tokyo

東京に住む女である私はいつか東京で母になってしまうのか

これだけは絶対避けたいと思う今日この頃です

 

土日を23区内で過ごすとたくさんのマダム達に出会うのだが、彼女達の話題はほぼ8割が「子供の受験」

 

「そろそろ部活辞めさせて勉強してもらわないと。」

「塾に行かせてるから学校なんて行かなくていいのよ。だって普通の子は2学期の後半から学校行かないらしいわよ。」

「去年の先輩で部活やりすぎて、学年一位で早稲田に行けた人なのに、レベル落として推薦でいける学習院にした人がいたんだって〜。」

「最低でもマーチに行ってもらわないと〜。」

 

東京の母達は大変そうだ。

私は田舎で育ったので、学校は家の近くの公立の女子校、大学は自分が行けそうな公立の学校。落ちたら働くなりなんなりすればいいとしか考えていなかった。さらに、塾なんて通ったことがなかったのだ。なんなら塾に行ってる子には彼氏がいたから、塾ってそういうところとしか思ってなかった。マーチも明治と中央大しか浮かばなかった。どうやら東京にはたくさん大学があるらしいけど私立はお金がかかる。としか考えず受験すらしなかった(大学探しが面倒だったし、親も何も言わなかった)

 

こんな私が東京で母になるなんて、到底無理そうである。

子供にとって部活動ってとても楽しいもので、それを途中でやめさせるなんてできない。部活を最後までやりきってすっきり勉強させた方が子供のためにもなると思う。

 

でも、「部活を止めることが普通」とされる学校だったら子供はどう感じるだろう。

飲食店の評価はぐるナビでの星の数で評価されて、食べるもの行く先もインスタでいいねを貰うためにフォトジェニックに縛られて、放課後はスタバでなんたらフラペチーノをすすって写真撮って…そんな風にスマホに閉じ込められて生きる同級生に囲まれたら…きっと大体の子はただの"One of them"になってしまうだろう。そして「みんなが学校行かないで塾行ってるから」と言って学校に行かなくなるのだ。

 

自分の子供にはそうはなって欲しくない

みんながいいねをしなくたって、自分の子供が好きだというならそれは大切にしてほしいし、私も大切にしてあげたい。自分が本能で好きと感じるものを待つことは幸せなことなのだから。例えそれが星0個でも、いいねがつかなくても。