決めることから解放されたい

最近、もっぱら本の虫状態で、煮物を煮詰める間や洗濯物があと5分で終わりそうという微妙な時間や、プランクしながらなど本を読んでいる。

 

何かに没頭するってとても気持ちが良い。

日常の大体の時間は何かやらなきゃいけないことについて考えたり、感情と向き合ったり。とても忙しい私の心が、私自身であることをすっかり手放して、本の中の出来事や人に思いを寄せるのはとても受動的でとても気楽。

 

そう、育休なんてありがたいご身分で何を疲れたことを言っているんだ。と、ふと自分に問いただしてみると、毎日自分で決めることがとても多いことが原因かなと気づいた。

 

子育てをしていると、今日の気温はどんなもんだから、この服を着せよう。とか、栄養の取れたご飯とか、子供の機嫌を見て出かける時間を決めるとか些細な決め事のまぁ多いこと。

自分の化粧とか身だしなみは、まぁこれでいいか。という雑な決め方が許されるが、なぜか子供、家族についてはそうもいかないのが母親の性だろうか。

そうこうしているうちに、「自分が100%責任を取らなくてはならない、自分の子供について決めること」に疲れてしまい、なんとなく受動的にフワフワと生きてみたい時間が来る。

 

さらに、もともと仕事をしていた身分だと、どうも自分だけ休んで夫に働かせているということを選んだ自分がどうも後ろめたい。この後ろめたさから解放されたくて、自分で決めたわけじゃない世界に行ってみたくなる。

(もちろん理屈として育休は悪ではないのは分かってる。細かくは書かないが私自身の産後の経過がイマイチで医者からの勧めで育休をきちんととることにしているし、そこを後ろめたく思ったら不健康であるが)

 

そんな後ろめたい自分の人生に飲まれそうな時の、別世界に入り込める読書がとても気持ちがいい。

今はビジネス書や自己啓発本はちょっぴりおやすみ。

最近のお気に入りは辻村深月さんの作品。

今年は全作読破したいな

holiday season

クリスマスの雰囲気が漂い始めて、街中ウフフな今日この頃。

 

クリスマスシーズンになると毎年行うことがある。私の中のクリスマスのしきたり的な。

①映画「Love Actually 」を見る(アランリックマン様のイケボと、ヒューグラントのタレ目を堪能)

②ひたすらクリスマスソングを聴く。去年からのお気に入りはIngrid Michaelson

シュトーレンを買う、クリスマスまでチビチビなんで食べない。好きな時に好きなだけ食べ、なくなったら買う。

④ケーキ屋さんのクリスマスケーキのチラシをひたすら集め、眺める。そして当日はケーキを自作する。

 

今のところ①、②は達成しているけど、③よ!③!!シュトーレンにはゴリゴリラム酒に使ったドライフルーツが入ってて、禁酒中なので食べられないのだ!(あぁ、とても悲しい)(本当なら今頃5店舗のシュトーレンを購入してるはず)

 

ということで、今週、初めて自分でシュトーレンを作ってみようと思ってます!!

毎年いろんなお店にお世話になったワタクシ。ノンアルコールシュトーレンを作ることをここに誓います!

わたしのすきなもの

大学生の時、初めて自分の部屋を持ち、自分の好きなもので部屋を飾ることの楽しさを覚えた。

 

海外に行った時には必ず鳥のモチーフの雑貨を買い、窓辺にはよくわからないモビール、テレビの近くには建物のミニチュアを並べた。

気に入った鉱物があればすぐに買ってしまったし、夏はマリンな置物をトイレに並べた。

 

2年前子供を産む時に、その生活をやめた。

妊娠し、市役所でもらった母子手帳に、「トイレットペーパーの芯を通るものは赤ちゃんの誤飲・窒息死に繋がるので手の届くところに置かないように。」と書かれていた。

大体の雑貨が綺麗にトイレットペーパーの芯を通った。

それならば、と小さな雑貨は全て捨て、子供のものも増えることを想定し、いろんなものを断捨離し、本当に捨てられない物を小箱に詰めて押し入れの一番奥にしまった。

 

それでも飾りたいものは高い棚の上に飾った。

が、子供が育つ中で、うっかり手が届いてしまったり、「見せて」と子供からギャン泣きでせがまれ、しぶしぶ見せた後に廊下にぶち投げられ壊される....などの事故を繰り返し、子育て期間中にもたくさんの自分の「好き」を捨てることになった。

 

今ふと部屋を見渡せば、アンパンマンのパズルのピース、おままごとの食材の片割れ、電車のおもちゃ、レール、子供のお世話用品が部屋の至る所に置かれている。毎日毎時間片付けても部屋は一向に片付かない。物は溢れているのに、そこに私の「好き」は無かった。

 

そうしていく中で、なにが好きか、好きだったかわからなくなった。

なーんにも心が動かなくなって、散らかった部屋に仰向けで寝転んだら、初ボーナスで買った照明が目についた。

あ、私の好きなもの、まだあった。

学生時代からずーーーっと憧れてた、アアルトの照明だ。数万円した。当時彼氏だった夫にも、「電気にそんなにお金出すの?」と言われたけど買った照明。

日常の中で当たり前になった照明。

子供が散らかしたアンパンマンと馴染んでいるかと思うと甚だ怪しいが、子供と暮らした部屋を彩る構成物になってるのが嬉しかった。

 

それから数日後、数年ぶりに雑貨屋さんに行き、敷物を一枚買った。

玄関に置いてみると、家がすごく明るくなった気がして、自分が好きなものがあるってこんなに鮮やかなんだな。と嬉しくなった。

 

子供との暮らしは、汚れと破壊との戦いの日々だ。

物を大切にする。。なんてのは、二の次三の次になる。思うようにいかないことの方が圧倒的に多く、自分がいつ何をするか決める裁量権はほぼ無い。

でもだからこそ、我慢なんてしないで好きな物に囲まれて、そんな空間で家族と過ごしていきたいな。と思った。

ミニマリストな部屋も好きだけど、子供と居れば、ほぼ叶わない。思うようにいかないインテリアだからこそ、自分の好きなエッセンスを家の中にたくさん持っておくことは、心を、人生を鮮やかに豊かにしてくれる気がしてきた。

 

また雑貨屋さんにいきたいな

 

選択肢

私の実家は決して裕福な家ではなかった。

今もそうではなく、実家の金銭関連の諸々で、独身時代の貯金は全て父親の法的な手続きで無くなってしまった。

まだ奨学金の返済も残っている。

 

だからこそ、自分の子どもにはこんな思いはして欲しくなくて、いろんな方法で貯金やらなんやらしてるんだけど...

 

政治ばかりは私一個人じゃどうにもしてやれない。

選挙も行ったけど、子育てに、子供に明るい社会に前進できたのかわからない。

 

今日の選挙は、子供世代にすごく申し訳ない気持ちになった。

そして、この国に残る意味はあるのかという気持ちがどんどん高まってしまった

 

日本は好きだ

私は日本人だ

でもそれは、両親が日本国籍だっただけ。

子供も同じくたまたま私たち夫婦が日本国籍を持ってただけ。

 

せめてどこでも好きなところで、好きなことに挑戦できる環境を私の手で残してあげたい。その挑戦を応援したい。そういう親になれるようにがんばらなきゃ

来年のわたしへ

残念ながらこの国では(でも?)、子供の数が増えれば後ろめたい思いをする回数が増える。

日頃からどんなに気を遣って、小さく目立たないようにコツコツと生きていても、難しく感じてしまう。それは、かわいい子供を手に入れた代償だ、受け入れろという人もいる。

 

一生懸命頑張っても、「時短のくせに。産休育休とったくせに。」

ちょっとオシャレしたり羽を伸ばせば、「母親のくせに。」

一瞬でも気がつかえなかったり、偉そうに見えてしまったら、「子供がいるからって。」

 

でもそういうことを言う人は、きっと誰にでも言ってる。だから、そういった言葉で、悲しい思いをしたり惨めな思いをして、暗い顔で過ごすのは勿体無いことなんだと思う。(頭ではわかってるけどね!)

 

誰かと比べて、勝手に自分を惨めにしないで生きていきたい。

自分が大切にしたい人、大切にしてくれる人との時間と気持ちを大切に過ごしていきたい。

 

来年のわたしは今年のわたしのように、惨めな気持ちを抱えていないといいな。

金曜日の夜 ひとり

家族がみな早寝したので、久々に一人の夜である

とは言っても、しっかり(いつも通り)仕事が残っており、一人ダイニングテーブルにパソコンを広げる

ちょっとしたおやつと共にノンカフェインのカフェラテを。

おやつは無印のケーキ。大学時代からのお気に入りのお皿に乗せて。幸せな景色。

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おかしい、おやつは進むけど、仕事は進まない。

イライラの発散の仕方

今、過去一番に夫に腹が立ってる

独身で自由だったら、ちょっと走りに行ったり、バイクに乗ったりして発散できたけど...

 

この不自由な暮らしでどうやって発散したらいいの?!?!?!

 

わたしは基本的には自分の家族の悪口は言っちゃいけないと思ってるから、こういうのは言いたくないけど、みんな家の中のことでむしゃくしゃしたときどうしてるの?!?!

逃げ場ないよね?!?!