フラットな人生

社会人になって5年目

毎日電車に乗り、仕事内容は違えど、毎日違うトラブルがあろうと、定時+残業をし、夕飯を食べ、お風呂に入り、眠る。

 

ずぅーっと同じ生活をしている気持ちになる。

その端々で、美味しいものを食べられたり、嬉しいことを言われたり。

逆に失敗をして悔しい思いをしたり、悲しい思いをしたり、理不尽さにイライラしたり。

でも次の週には忘れてしまうから、ここ数年の平日がすごく長い長い真っ直ぐな線の上にペターッと続いている感じがしてしまう。

 

わたし、なにしてたんだろう。

 

それは多分、一個一個の出来事に自分が向き合えてないからで、何を思ったかを忘れ、なぜ向き合えないのかを考えると時間がないからで、なぜ時間がないのかというと、やっぱり残業が多いからなんだと思う。

 

じゃあ残業を減らせばいいじゃないとなると、責任感が邪魔をして、任されたことだから終えるまで帰れないと思ってしまう。

仕事内容はルーティンワークでもマニュアル業務でもない。問題に当たれば、毎回、法令や書籍、論文を辿り、経験豊富な上司や研究職の意見を集め、自分の思想を構成し、資料や計算過程を残しつつ、他の社員と共有し、物を作っていく複雑なもの。日々の仕事で即決できるものは一つもないから、一つの答えを出すのに、どうしても時間がかかってしまう。若ければ若いほど器用に手短に、ができない。気づけば時間は過ぎている。

 

会社にいる間は残業が当たり前で、プライベートを捨てた人が周りにたくさんいて、みんなと一緒であることに安心をしてしまってるかもしれない。

 

だから、仕事以外の時間に、多趣味な人や仕事以外の話題に豊富な人に出会うと心底うらやましくなる。

どうせ定時で帰れてる幸せな人なんだと妬んでしまう。

 

そういうのは今年で終わりにしよう。

来年からは残業を理由に人を妬むような環境にはしない。

 

明日から始まる12月は、明るい来年1月を迎えるために、身の回りを整理していく月間にして行こうと思う。