色気のある歌声

久々に通勤生活が始まった

正直に言えば、コロナも怖いし、毎日片道50分も吊革を掴んで満員電車なんか乗りたくない。

 

しかしまぁ、わたしも組織人なわけで、子供を養うためと割り切れば仕方ないことである。

 

ということで、少しでも心が無になれるように、電車内にいることを忘れられるよう、イヤホン様を使って聴覚だけは別世界に送り込むのである。

 

行きは、ナイツのラジオ(友人のススメ)

帰りは、色気あるムーディな音楽でまったり

と決め込んでいる。

正確にはナイツのラジオは今日始めたばかりだが。

 

色気のあるムーディな音楽…とはスロウなリズム、たゆたうような低音、電子音がないクラシカルな楽器構成、そして色気ある歌声の音楽である。

これがなかなか難しい。

現代のロックばかり聴いてきた私にストリーミングサービスがおすすめしてくるのは、やはり低音ズンズン系である。

昨年末から探し求めてようやく素晴らしいものに辿り着いた。

フランク・シナトラである。

 

正確には探し求めて再会したのだ。

わたしが高校生だったとき、非常に気に入っていて、私のセンター試験は彼とともにあったと言ってもいい。

当時は同級生が聞かない音楽を聞いてるという優越感に浸っていた方が大きかったが、今考えれば、そんなことに使うには勿体なさすぎる音楽だったのだ。

 

これから一生かけて彼の音楽を聞いていこう。

まだの方は是非。

有名すぎて、今更何言ってんの?とっくに知ってるよ、という方も是非。

大切な人と聴きたくなる歌声です。