色気のある歌声

久々に通勤生活が始まった

正直に言えば、コロナも怖いし、毎日片道50分も吊革を掴んで満員電車なんか乗りたくない。

 

しかしまぁ、わたしも組織人なわけで、子供を養うためと割り切れば仕方ないことである。

 

ということで、少しでも心が無になれるように、電車内にいることを忘れられるよう、イヤホン様を使って聴覚だけは別世界に送り込むのである。

 

行きは、ナイツのラジオ(友人のススメ)

帰りは、色気あるムーディな音楽でまったり

と決め込んでいる。

正確にはナイツのラジオは今日始めたばかりだが。

 

色気のあるムーディな音楽…とはスロウなリズム、たゆたうような低音、電子音がないクラシカルな楽器構成、そして色気ある歌声の音楽である。

これがなかなか難しい。

現代のロックばかり聴いてきた私にストリーミングサービスがおすすめしてくるのは、やはり低音ズンズン系である。

昨年末から探し求めてようやく素晴らしいものに辿り着いた。

フランク・シナトラである。

 

正確には探し求めて再会したのだ。

わたしが高校生だったとき、非常に気に入っていて、私のセンター試験は彼とともにあったと言ってもいい。

当時は同級生が聞かない音楽を聞いてるという優越感に浸っていた方が大きかったが、今考えれば、そんなことに使うには勿体なさすぎる音楽だったのだ。

 

これから一生かけて彼の音楽を聞いていこう。

まだの方は是非。

有名すぎて、今更何言ってんの?とっくに知ってるよ、という方も是非。

大切な人と聴きたくなる歌声です。

産後の母は蝶の夢を見るか

答え:見ない

 

子供が産まれると生活どころか脳みその使い方も何もかもが変わる。

夢も全て子供関連の心配事ばかり。子供を預けてる間に災害が発生したらどうしようとか。

 

子供がいなかった頃、子持ちの人が子供の話ばっかりするのをちょっとなぁと思ってた。

それは、羨ましいとか、不快に感じる「ちょっとなぁ」ではなくて、子供がいない人がいる前で、話題として適切なのか。という思いだった。

 

野球を知らない人にパ・リーグの話をする

映画を見ない人にB級映画の話をする

そんなふうに感じて、自己満の話だなとしか思えなかった

 

いざ子供が生まれて分かった

子供を自慢したいのでも、愚痴りたいのでもない。

 

他の話が出来ないんだ。

 

朝から晩まで子供のことを考えなくちゃいけない。

痩せたいとか、服が欲しいとかはすっかり忘れてしまって、悩みは離乳食どうしよう、とか仕事の復帰と保育園をどうしよう。とか。

嬉しいことも悲しいことも困ったことも全部子供関連。なんなら仕事だって自分のエゴとか社内評価とかはすっかり吹っ飛んで、子供を食わせるための行いになってしまう。

こどもこどもこどもこどもこども

 

例えるならば、テレビのチャンネルがたくさんあって番組も選べるけれど、司会者は全部同じ人。みたいな状況。うん、わかりにくいな笑

 

子供以外の話も出来たらいいんだけど、コロナ自粛で完全にネタ不足

(育休を頂いて赤ん坊を抱えている身だとと本当に外に出られない。仕事くらいどうにもならない用事があるわけでもない。特に用がない人が外に出てはいけない気がしてしまう)で完全にネタ不足。

 

仕事復帰までにこのコミュニケーション能力不足はなんとかしないと。

大変よろしくない状況である。

フラットな人生

社会人になって5年目

毎日電車に乗り、仕事内容は違えど、毎日違うトラブルがあろうと、定時+残業をし、夕飯を食べ、お風呂に入り、眠る。

 

ずぅーっと同じ生活をしている気持ちになる。

その端々で、美味しいものを食べられたり、嬉しいことを言われたり。

逆に失敗をして悔しい思いをしたり、悲しい思いをしたり、理不尽さにイライラしたり。

でも次の週には忘れてしまうから、ここ数年の平日がすごく長い長い真っ直ぐな線の上にペターッと続いている感じがしてしまう。

 

わたし、なにしてたんだろう。

 

それは多分、一個一個の出来事に自分が向き合えてないからで、何を思ったかを忘れ、なぜ向き合えないのかを考えると時間がないからで、なぜ時間がないのかというと、やっぱり残業が多いからなんだと思う。

 

じゃあ残業を減らせばいいじゃないとなると、責任感が邪魔をして、任されたことだから終えるまで帰れないと思ってしまう。

仕事内容はルーティンワークでもマニュアル業務でもない。問題に当たれば、毎回、法令や書籍、論文を辿り、経験豊富な上司や研究職の意見を集め、自分の思想を構成し、資料や計算過程を残しつつ、他の社員と共有し、物を作っていく複雑なもの。日々の仕事で即決できるものは一つもないから、一つの答えを出すのに、どうしても時間がかかってしまう。若ければ若いほど器用に手短に、ができない。気づけば時間は過ぎている。

 

会社にいる間は残業が当たり前で、プライベートを捨てた人が周りにたくさんいて、みんなと一緒であることに安心をしてしまってるかもしれない。

 

だから、仕事以外の時間に、多趣味な人や仕事以外の話題に豊富な人に出会うと心底うらやましくなる。

どうせ定時で帰れてる幸せな人なんだと妬んでしまう。

 

そういうのは今年で終わりにしよう。

来年からは残業を理由に人を妬むような環境にはしない。

 

明日から始まる12月は、明るい来年1月を迎えるために、身の回りを整理していく月間にして行こうと思う。

ふと思うこと

自分の好きなことを忘れないようにしたいなあ

自分の感性をくすぐるもの

そういうものをどうして気になるのか、

どんなところに惹かれたか、

そういうことを丁寧に考えてる時が一番幸せで、今人生に余裕があるなあって思う

 

時間があっても、朝の満員電車ではそんなこと考えない

お金があっても、物欲ばかりでそんなことはもちろん考えない

 

余裕とは、やっぱり時間じゃなくて、

心のゆとりなんだなぁ

と、ふと思いました。忘れないでおこう

Marvelous!!!

他人と一緒に住み始めてから、好きな音楽を家で垂れ流したり、好きな映画やドラマを家で見られなくなってきました。

好きな音楽に頭を振ったり、映画に涙を流したり、うずくまったり。そういうのを自由にできた頃が恋しい…

 

そんなわたしの唯一の娯楽は通勤時間。

片道約1時間電車に揺られ、この半年で数10本海外ドラマ、映画を見て、好きになったのは、

Marvelous Mrs Maisel 

というアマゾンのオリジナルドラマ。

 

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https://www.amazon.com/Marvelous-Mrs-Maisel-Season/dp/B06WPB59TM

 

これ、実はさらっと、Golden globe とりました、今年。

ついここ数週間の出来事です。

アメリカではめっちゃ流行っている模様。

わたしはそういう流行り物をみるのは

ミーハー

のレッテルがつくようで好きではないですが、実際に観てみた感想は

なんでもっと早く見なかったんだ!

です。笑

食わず嫌い良くないよ!

シーズン2まであるのですが、シーズン1は「面白いかも!」という感じで1ヶ月かけて見たのに、シーズン2は「止まんない!」という感じで1週間もかかりませんでした。(もっとじっくり見たかった、もったいないから一気見すべきでなかった!!)

 

衣装、セット、設定、音楽、全てが奥深く美しい。

全カットが絵画のように美しい。

そして、このドラマの主人公、ミッジ役のRachel Brosnahan(28)が、これまた美しい(というか、チャーミングと美しさのバランスがいい)。

 

でもそれ以上に、ドラマの舞台設定の1950年代アメリカという女性にとっては不利で、輝けない時代で、ミッジは自分の置かれた仕方ない環境を、「そんなこともあるさ」というスタンスで明るく乗り越えていく、その逞しさに心打たれました。

(詳しくいうとネタバレちゃう)

この柔軟さと明るさ、現代でも大切な能力だと思うよ!わたしは!

 

さらに旦那(ジョール)役のMichael Zegenがすごいです。シーズン1でクズ男of the year だったのに、シーズン2ではなんで、こんないいやつなんだ、私こういう人がタイプだったのでは?と困惑したレベルです。

俳優をイケメンにキャスト変えたのかと思うレベルで別人級だった…

見た人には十分に伝わると信じているこの魅力。わたしの乏しい日本語で語るのは失礼) 

 

特にジョールからミッジへのプロポーズのシーンは純粋に素晴らしいと思いましたよ。ネタバレ防止のため詳しく言いませんが、シーズン2後半の方のいい具合にジョールの魔法にかかった視聴者としてはメロメロ(死語)になりました。

(男の人からしたら、え、女ってこういうの好きだよねドン引きってなるだろうけど)

このジョール役のMichael Zegenですが、あまり有名ではないためか画像検索してもヒットせず私は不満です。

 

 

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ミッジ役のRachel Brosnahan 、ジョール役Michael Zegen、二人とも素晴らしい演技力です。

そして二人のサイドを固めるのも、海外ドラマでお馴染みのあの方やこの方で、どれもぴったりなキャストなんです。

 

わたしは今、自分自身の語彙力を呪っています。

だって彼らの能力を、その素晴らしさを、共感させる力を、表現できる言葉はもっとあるはずなのに、素晴らしいしか出てこない。

わたしの中の最大限が「素晴らしい」なら、間違えなく、その「素晴らしい」はこのドラマに贈りたいです

 

口下手なわたしより、上手に感想書いてくれてる人がネット社会には、いっぱいいます。

(南海キャンディーズの山ちゃんの記事が良かった)

マーベラスミセスメイゼル

でググって見てください。

 

寝不足になることは間違いなし。

ちなみにシーズン2のラストの選曲にはしびれました。一人テレビの前で、え、この曲使うの?!ずるくない?!と叫びました。

某英国ロックバンドの歌です(今世間を賑わせてるQUEENではないです) 

 

幸せをシンプルに歌う、稀有な存在だと思います。

うっかり結婚式をするなら、これはBGMとして使わせていただきたいものです。

誰かとこの素晴らしさを共有したい日々。

前を向いて生きていこう!という気持ちになるドラマでした!

 

決して上品な言葉じゃないけど、

Tits up!!👠の精神でいこうと思います〜

チーズ!チーズ!

今日はチーズが大好きすぎて血中脂質うなぎのぼりのわたしの小話を3つほど。

 

小話①粉チーズの楽しみ方

本当は粉チーズをスプーンですくってそのまま食べたいけれども、ヒトサマの前じゃそんなことできませんよね

そんなあなたにオススメな粉チーズを自然に楽しむ方法

 

手順1 レストランでパスタを頼みます

手順2 もちろん粉チーズも頼みます

手順3 ためらいなくパスタに粉チーズを、ON!(ただし、ここでは適量で)

手順4 パスタを半分くらい食べます(料理人こだわりのパスタをお楽しみください)

手順5 残ったパスタに粉チーズをかけ、さっきよりも高濃度で粉チーズを楽しみます。

手順6 最後の三口分くらいになったらまた粉チーズをかけます。最後は超濃厚な粉チーズソースを楽しめます。

 

パスタを食べてるふりをして徐々にチーズ濃度を高めるという上級者テクです。これで外でも粉チーズを楽しめますね!

 

小話②チーズインザトラップという話を知ってるか

ネットで漫画を読めるこのご時世。溢れてますよね、漫画。

そんな中、わたしの一押し漫画がチーズインザトラップ。

ここで読めます、もちろん無料!

http://m.xoy.webtoons.com/ja/drama/randomphilia/list?title_no=768

 

ざっくりいうと恋愛漫画です。が、恋愛漫画が苦手でも読めます。新鮮なジャンルです。湊かなえの小説のような人間の心のダークサイドまで味わえます。人間って深いんだなぁって。

ただし、少女漫画あるあるのキラキラした花に囲まれた憧れの先輩♡みたいなシーンはありません。

主人公の女の子は、ザ女の子。からは少し外れたタイプで、わたしはすごく共感しました!

真面目すぎていつも割食ってるタイプの女性にオススメしたい!

 

この漫画の素晴らしいところは1周目より2周目が楽しいこと。2回読まないと分からないほど難しいのではなくて、2周目を読まずにはいられない、そして読んでしまったらもうトリコなのです。

これ以上いうとネタバレになるので沈黙。

ちなみにわたしはこの漫画にハマりすぎて電車を降り過ごして会社に遅刻しました。

 

小話③ さけるチーズの食感

残業のお供によく食べるさけるチーズ。

美味しいんですよ

しかし、わたしは気づいたんです。あのチーズ、

もきゅもきゅ

しませんか。あの食感はなんだろう

気づいた途端、ちょっと苦手になってしまった。あんなに好きだったのに!

悔しいよ!

 

以上チーズの小話でした。

(②を一番書きたかった)

タイにも帰りタイ

わたしは死ぬほど海外旅行が好き

死ぬほどってからには、旅先の海外で死んでも仕方ないと思ってるレベルだ

 

帰国フライト直前に、

あー、これでお風呂入れる!

とか

枕が恋しい!

とか思ったことは一度もなく、

帰りたくない。なんなら、出先の外国から出国できなくてもいいと思う。あばよ日本。

(といいつつ…シンガポールを出国するときに、パスポートの写真と顔が違うと言われ、出国が危ぶまれたときはマジで日本食が恋しくなった。)

 

そして、最近本当に海外に住みたくてどうしようもない。

 

でもそうすると、

あーでも、奨学金返さなきゃ、彼氏と別れるしかない?子離れ出来てない両親が心配だわ。やっぱり奨学金が何よりまずい

となる。

 

日本よ、本当によく出来た国だ。

 

大学出ないと働けないよ!就職できないよ!

と言われ、借金をして大学へ通い、いつしか

大学を出たら、働かないといけないよ!

になっていたのだ。

 

こうして、国は納税者をレールに乗せて国内に確保していくんだ。

こうして、社畜が製造されていくんだ。

と深夜残業後のタクシーで考えるのである。こわいな。